2016年2月27日土曜日

【勉強会】2月27日(土)日本語ボランティア勉強会

問題点や疑問点をまとめたポスター発表の様子
 
 
せいかグローバルネットの「日本語教室(夜間)」は、始まってから15年になりますが、子供連れでも参加できる「にほんご学習室」(昼間)は、始まってからまだ1年も経たない新しい教室です。日本語学習者が日本で安心して生活できるような支援を心掛けて活動しています。初めて日本語学習支援というボランティア活動に取り組んで、日々のレッスンに迷いや不安をかかえる日本人ボランティアスタッフも多くいます。それは長年続けている者も同じです。

 そんな気持ちを共有し、有意義な教室づくりのために、2月27日(土)に勉強会を開催しましました。小さいお子さんのお世話をしていただくメンバーとスペースを用意したので、子育て中のママさんボランティアも気軽に参加されていました。

今回の勉強会は、以下3つの目的、そして、内容で開催されました。

目的:
(1)「生活者としての外国人」のための日本語教育理解を深め
(2)「行動・体験中心の教室活動」について理解を深め
(3)普段感じる問題点や疑問点を集約し、次年度の勉強会・研修会等のテーマにする


内容:
・「生活者としての外国人」のための日本語教育
 日本語教育を専門にしているボランティアスタッフから「生活者としての外国人」についてお話していただき、実践的な日本語を学ぶのにおすすめの教材も紹介していただきました。ただ文法を積み上げていくのではなく、できるだけ実践の場を提供し、学習者に自信を持って主体的・自律的に日本語学習が続けられるようにサポートしていくことが大切だとお話しされていました。

・効果的な「行動・体験・対話中心の教室活動」のための教材選び
 初級・中級・上級のグループに分かれ、普段使用している教材をはじめ、色々な教材を手に取り、グループ内でその特徴、長所や短所について話し合いました。より効果的な「行動・体験・対話中心の教室活動」を実施するために教材を見直すいい機会でした。

・疑問点や問題点の集約と今後の課題
 グループに分かれ、それぞれのボランティアスタッフが抱えている問題点や疑問点を共有し、一枚のポスターにまとめました。一緒に話し合ったことによって解決できた問題や今後の取り組むべき課題が見えてきました。

一足飛びに変わることはできなくても、続けることが確かな力になると信じて今後も学習者をサポートしていきたいと思います!